Smartpay現金化のデメリット|失うものが多すぎる危険な選択
3回払いが手数料無料という画期的な後払いサービス「Smartpay(スマートペイ)」。
このSmartpayを利用して、「後払い現金化」という方法で一時的な資金を調達しようと考えている方もいるかもしれません。
「すぐに現金が手に入る」というメリットは、確かにお金に困っている時には魅力的に映るでしょう。
しかし、そのたった一つのメリットの裏側には、あなたの生活や信用にまで影響を及ぼしかねない、数多くの深刻な「デメリット」が隠されています。
この記事では、Smartpayの現金化がもたらす、あらゆるデメリットについて詳しく解説していきます。
Smartpay現金化|メリットの裏に隠された多くのデメリット
Smartpayの現金化を検討する際、冷静にメリットとデメリットを天秤にかけることが重要です。
しかし、この行為における両者のバランスは、あまりにも不均衡です。
「すぐ現金が手に入る」という唯一のメリット
Smartpay現金化のメリットを正直に挙げるとすれば、それは「緊急時に現金を用意できる可能性がある」という、ただ一点に尽きます。
審査の厳しいローンなどと違い、手軽に、そしてスピーディーに現金を手に入れられるかもしれないという期待感が、多くの人をこの危険な方法に誘い込みます。
これから解説する数多くのデメリット
しかし、この一つのメリットに対して、これから解説するように、契約上のデメリット、金銭的なデメリット、取引上のデメリット、そして精神的なデメリットまで、数えきれないほどのマイナス面が存在します。
これらのデメリットを正しく理解すれば、現金化がいかに割に合わない選択肢であるかが分かるはずです。
【最大のデメリット】Smartpay利用規約違反と信用の失墜
数あるデメリットの中でも、最も深刻で取り返しのつかないのが、あなたがSmartpayと結んだ契約を破り、社会的な信用を失うというリスクです。
Smartpayが厳しく禁止する「不正行為」
大前提として、Smartpayの利用規約では、現金化(換金)を目的としたサービスの利用を明確に禁止しています。
つまり、現金化は明白な契約違反であり、「知らなかった」では済まされない不正行為なのです。
不正利用が発覚した場合の「アカウント停止」
現金化行為がSmartpayの運営会社に発覚した場合、サービスの利用が永久に停止される可能性があります。
便利な3回払いの機能を二度と使えなくなるだけでなく、悪質な場合には、残額の一括請求などの厳しい措置が取られる可能性も否定できません。
支払い遅延による信用情報へのダメージ
もし、現金化が原因で翌月からの支払いが遅れてしまった場合、その延滞情報が信用情報機関(CIC、JICCなど)に登録される可能性があります。
いわゆる「ブラックリスト入り」の状態で、この記録は5年以上残ります。
その結果、将来的に住宅ローンや自動車ローンが組めなくなったり、新しいクレジットカードが作れなくなったりと、人生の重要な選択肢を狭めてしまう深刻なデメリットに繋がります。
【金銭的デメリット】手数料無料でも損をする仕組み
「Smartpayは3回払い手数料無料だから、現金化しても損は少ないのでは?」と考えるのは、大きな間違いです。
現金化は、あなたの経済状況を確実に悪化させる、金銭的なデメリットに満ちています。
「換金損」という名の実質的な高額手数料
現金化のプロセスでは、必ず手数料や換金損が発生し、経済的に大きな損失を被ります。
自分で商品を購入・売却する方法では、購入額と売却額の差額である「換金損」が、実質的な手数料として必ず発生します。
業者を利用すれば、15%~30%もの高額な手数料が引かれます。
Smartpayの分割手数料が無料であっても、この損失から逃れることはできません。
手にした現金以上の金額を3ヶ月かけて支払う
最も大きな金銭的デメリットは、手にした現金以上の金額を、翌月から3ヶ月間にわたって支払い続けなければならないという事実です。
例えば、10万円の商品を現金化して8万円を手にしたとしても、翌月からは約3万3333円の支払いが3回続きます。
多重債務への入り口になる危険性
「現金化で手に入れたお金で、別の支払いを済ませる」という行為は、多重債務への危険な第一歩です。
一つの現金化が次の現金化を呼び、気づけば複数の支払いに追われ、自分一人の力ではどうにもならない状況に陥ってしまうデメリットがあります。
【実用上のデメリット】意外と面倒で不確実な現金化
たとえリスクを覚悟したとしても、Smartpayの現金化は、あなたが思うほど簡単でも確実でもありません。
Smartpayが使える店が限られている
Smartpayは比較的新しいサービスのため、まだ導入している通販サイトは限られています。
現金化をしようにも、まず「Smartpayが使えて、なおかつ換金性の高い商品を扱っている通販サイト」を探し出すという、非常に面倒な作業が必要になります。
都度審査により計画が立てられない
Smartpayは、利用の都度、独自の審査が行われます。
そのため、「このサイトで、この商品を買おう」と計画していても、いざ決済の段階で審査に落ちてしまい、利用できないという可能性があります。
現金化を当てにした資金計画は、非常に不確実で破綻しやすいのです。
商品のリサーチや売却にかかる多大な手間
自分で現金化を行う場合、どの商品が高く売れるかのリサーチ、購入手続き、商品の受け取り、買取業者探し、査定の比較、売却手続きと、非常に多くの手間と時間がかかります。
その労力に見合うだけのメリットは、決してありません。
【精神的デメリット】常に付きまとう不安と罪悪感
たとえうまく現金を手に入れられたとしても、現金化という行為は、あなたの心に重い負担をかけ続けます。
「いつバレるか」という恐怖
規約違反という不正行為を行っているため、「いつSmartpayにバレて、アカウントを止められるか分からない」という恐怖に常に怯えることになります。
3ヶ月続く支払いのプレッシャー
現金を手にした安堵感は一瞬です。
翌月からは、3ヶ月間にわたる支払いが始まります。
手元にお金がなくても、支払いの義務だけが重くのしかかるという精神的なプレッシャーは、想像以上に大きいものです。
まとめ:Smartpay現金化はデメリットだらけで避けるべき
Smartpay(スマートペイ)の後払い現金化は、「すぐ現金が手に入るかもしれない」という、たった一つの不確かなメリットのために、Smartpayの契約解除、信用情報へのダメージ、高額な金銭的損失、犯罪被害、そして精神的な負担という、数えきれないほどのデメリットを背負い込む行為です。
そのバランスを考えれば、選ぶべき道は明らかです。
デメリットしかない危険な近道を選ぶのではなく、安全で確実な方法で、目の前の問題を解決していくことを強くお勧めします。